国立大学の方が入学金は高い?私立大学と学費を比較してみた
これから大学受験を控えている両親にとって、子どもが国立大学に進学するか、私立大学に進学するか大きな問題です。
国立大学と私立大学の入学金や授業料、どっちの方が高いでしょう?と聞いたら100人中100人が「国立大学!」と言うでしょう。
しかし、4年間でどのくらいの金額の差があるか知っている方は、半分以下なのではないでしょうか?
そこで、国立大学、私立大学文系、私立大学理系の入学金と授業料を比較していきたいと思います。
入学金の比較
まずは、入学金から比較していきたいと思います。
下記は国立大学、私立大学文系、私立大学理系の入学料を図にしました。
国立大学は「文部科学省令」を参考にしており、私立大学は「平成29年度私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果」を参考にしています。
国立大学が一番安いと思っていたあなた!
残念!!
国立大学は282,000円、
私立大学文系の平均は231,811円、
私立大学理系の平均は254,941円となっています。
実は、入学金は国立大学が一番高いデータが出ています。
※私立大学の入学金は平均なので、国立大学よりも高い場合があります。
4年間の授業料の比較
次に4年間の授業料について比較してみます。
国立大学は入学料と同じく、「文部科学省令」を参考にしています。
私立大学も平成29年度私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果を参考にしています。
4年間の授業料ともなると、国立大学と私立大学理系では大きな差になっています。
国立大学は1年間で535,800円であり、4年間だと2,143,200円となります。
私立大学文系は1年間で781,003円であり、4年間だと3,124,012円となります。
私立大学理系は1年間で1,101,854円であり、4年間だと4,407,416円となります。
4年間の授業料だけでも、国立大学と私立大学理系では約200万円の差があります!
国立大学と私立大学の学費のまとめ
ここまで比較してきて、やはり国立大学が一番安くて、私立大学が高いということがわかったと思います。
入学金と4年間の授業料、施設設備費の合計金額を比較した図です。
国立大学は4年間で約250万円、
私立大学文系は約350万円、
私立大学理系は約500万円となっています。
※私立大学は平均値です。詳細は各大学のHPをご覧下さい。
大学進学において、一番学費の安い国立大学と一番学費の高い私立大学理系との差は倍の約250万円になります。
最後にヤマホンから・・・
国立大学と私立大学の学費を比較してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まさか、国立大学の方が私立大学よりも入学金が高いのは意外でしたが、授業料に関しては予想通りでした。
ただ、大学に通うことになると最低でも4年間で250万円かかるということを改めて知れたのでいい機会になりました。
親の立場からすると、私立大学より国立大学に行って欲しいと思うのは当然ですね。
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初出掲載:2019年6月3日